CONCEPT
木とともにある暮らしのデザイン、京都から
京都の暮らしは木と共にあります。
森に囲まれ、木とともに暮らしてきたからこそ、木の性質を深く知り、
魅力を存分に活かした文化やものづくりを生み出してきました。
木で味わう、木で建てる、木を楽しむ。
そんな暮らしを通じて、清らかな空気や水を育む、豊かな森を育ててきました。
そして今を生きる私たちは、様々な変化に向き合い、100年先、1000年先を見据え、
持続可能な社会や文化を創出していかなければなりません。
木は私たちの最も身近にある持続可能な資源です。
木と暮らすこと、それは未来をつくること。
「木と暮らすデザイン」は、林業や木材産業に携わる人、企業、団体、大学など、
人と暮らしに関わる様々な人々をつないで、今再び木が持つ無限の可能性を、
豊かな感性とアイデアで引き出していきます。
さあ、はじめましょう。
木と暮らすデザイン、京都から。
木
森は与えてくれる
森林は清らかな空気と水、木材や薪炭を生み出し、京都の暮らしを1000年以上に渡って支えてきました。
木は、私たちの暮らしを支えるだけでなく、豊かさも与えてくれました。
木を用いて生み出された様々な文化・作品は、長く私たちの心をつかんでいます。
さらに、私たちは木をまつり、木に祈りを捧げます。
天高く伸びゆく木のパワーに魅せられているのかもしれません。
木が私たちに与えてくれるもの。それは、安心であり、豊かさであり、創造力なのです。
人
人は、森と生きる
豊かな森林を保つには、どうすればいいのでしょうか。
人が足を踏み入れないことでしょうか。
いいえ、森林を健全に守るには「人の手」が必要です。
人の手が介在することで、陽射しが降り注ぎ、木の葉が風に揺れるのです。
それは林業家の仕事? いいえ、そうではありません。
森林の始まりは、木を植えることではないのです。森の始まりは木を使うことなのです。
使って、植えて、育てて、伐って、また使って。
人は、森と手を取り合って生きているのです。
木と暮らすデザイン、
ロゴのコンセプト
京都の暮らしと共にある森林。木々が重なる森をモチーフに、木の香り、手触り、森の空気など、人々に木や森の記憶を呼び起こし、その魅力を想起させるとともに、幅広い方に受け入れられやすいシンプルなデザインで、木や森を身近なものであることを表現したものです。(制作:SANOWATARU DESIGN OFFICE INC.)