叡山電鉄 茶山・京都芸術大学
2024年10月1日既存の鉄骨架構を利用しながらも木の雰囲気に包まれ印象が一新するような小さな駅舎の改修工事です。
木が本来持つ力強さの表現や温かみや触感という持ち味を生かし、木架構が私たちに喚起する懐かしさや安心感を演出し、利用者や学生、地域の人々のひとときの憩いの場となってほしいと思い設計しました。
京都・北山産の杉を全面的に用いることで森林保全の一端を担えるとも考えました。
屋根の断熱性と耐候性にも配慮し、風通しもよく木陰のような過ごしやすいホームとなっています。
また照明デザインにより夜間の美しさや安心感も創出しています。
【建物の概要】
○施工者/建築・土木関係:平安建設工業株式会社、照明関係:京三エレコス株式会社
○設計者/意匠設計:小野暁彦(小野暁彦建築設計事務所)、構造設計:東郷拓真(IN-STRUCT)、照明設計:長町志穂(LEM空間工房)
○建物の用途/駅舎
○所在地/京都市左京区
○階数/地上1階
○延床面積/180㎡
○地域産材の使用箇所/ 屋根(母屋、筋交)、壁(筋交、方杖)、ベンチ